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カヲルコとビーボ

登録 タグ *小説家になろう *挿絵 *少女 *セーラー服 *ロボット *タバコ
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投稿日時
2022-02-14 18:41:42

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KIZOOS

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 小説「デジタルミイラ IRIKA03」より。
 以下、場面の抜粋。
 果たして、ちゃんと忠実な挿絵になっていますかね。


 この三つ編み部分だけが鮮やかな金色で、他は黒髪だ。
 カヲルコの足音は、カラン、コロンと鳴る。靴のかかとのせいだ。
「ヒータ、怒られねえの?」
 ヒータとは、ハイヒールと下駄とを合わせた履き物のことである。いわゆる高下駄とも違い、丸みを帯びた形状である。外側はカラフルで、キラキラした装飾も付いている。
 カズミチが幼児の頃に、女性向けの靴として世間に登場した。ただ、ヒータは流行っているとは言い難く、奇抜なファッションを愛好する一部の者、それも高齢女性が買っているイメージだ。中学生で使っているのは、相当に変わり者である。

 カヲルコが嫌がる存在、「ビーボ」。それは、歩道に設置された警備ロボットのことである。
 イリカとは違って、人と自由に話すことは出来ない。ただ、道案内など、初歩的なやり取りは可能である。
 設置型のため歩行機能はないが、一応、顔はあり、擬人化はされている。銀色の、いかつい巨体だ。声もでかい。
 ビーボは防犯ロボットであり、通行人の中でも、挙動不審で目立つ者に優先して声がけをする。
 また、まるでショベルカーのような巨大な手を備えており、怪力である。本当の強盗や暴漢などが出現した際には、管理者である警備会社の人間の命令を待つことなく、自律的に取り押さえる場合もある。したがって、呼び止められるだけでも、それなりの威圧感は覚えるのだ。
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